世界選手権2025 予選, 準決勝
- Toshiki Kogure
- 6月6日
- 読了時間: 3分
2025年のeセーリング世界選手権は、例年よりも早い進行となり、5月中旬には準決勝まで終わりました。

予選の回数は昨年と同じですが名称が変わり、青レースは Challenge→Qualifier、その決勝は Challenge Final→Knockout、になりました。 準決勝(Semi Final)の前に Play Off というフェーズが追加され、Knockoutから準決勝に直接進出するルートと、Play Offに進出するルートが用意されました。

【予選】 ・Qualifier1 艇種は J/70。40位以内に入れば Knockout 進出で、ボーダーは80点くらいでした。 僕はそこまで高得点を目指すつもりではありませんでしたが、練習もかねて可能レース数60のうち56レース行い、12位につけました。


・Knockout1
フォーマットは約40艇で5レースしたあと、上位20艇でもう3レース。艇種はすべてバラバラ。日本時間の22:00開始だったので、僕にとっては好条件でした。予選はまだたくさんあるからと、気楽な気分で臨みました。
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1レース目こそ2位とよかったものの、次のレースでは16位と、今日の調子がどっちに転ぶかわかりませんでした。結果的に、その後はR4以外すべてシングルと安定した走りをすることができ、2位と2点差で優勝しました。ESWCの第1回予選で1位を取ったのは、これで2度目になりました(1度目は2023年)。 まだ2月だというのに、青レースに用がなくなってしまい、少しさびしくもありました。

【準決勝】
準決勝(Semi Final)は、5月18日(日) 朝5時開始でした。昨年は準決勝が朝回と夜回の2回に分かれていましたが、今年は2年前のように朝回一発勝負。僕の苦手とする時間帯ですが、朝でも結果を残せたことはあるのでチャンスはあります。
そう思っていた自分が甘かったです。大会前夜、早めに布団に入るとまあ眠れない。眠ったとしてもすぐに目が覚めてしまう。緊張している自覚はないのに、体は素直でした。あまりにも眠れないので途中で眠るのを諦めたりもしました。
3時すぎにまた眠りについたのも束の間、自分でかけたアラームに起こされ完全に寝不足。こうなってしまえば勝率は10%です。
〇配信アーカイブ
あまりにもひどいレースをして、トップ20にすら残れませんでした。

2レース目はかろうじてシングルを取りましたが、やることなすことすべて裏目に出て、R5終了後、24位で幕を閉じました。レース中、ずっと目がしょぼしょぼしていました。

不思議なことに、この日はkuyc_31471さんと近いような場所からスタートすることが多く、そうでないレースでも最終的に近い順位に落ちつきました。
みごとトップ10に入った、FSC-Kazukiさん、Yuko_31657さん、FC RICHさんは、グランドファイナル(GF)に進出です。7月ごろに予定されているGFまで、陰ながらこの3人のサポートをしていきたいと思います。
僕は2023年のOESから3回連続でライブファイナルに出場しただけでも大健闘でした。それがもし続きすぎてしまえば、来年以降、さらなるプレッシャーを感じていたかもしれません。ちょうどいいガス抜きになりました。
また、今年はKnockoutで1位を取ってから練習時間が減っていたのも今年の結果につながったと思います。特に、準決勝が朝開催だと分かっていながら、朝の海外レースに全然参加してこなかったことが、睡眠の質に響いたのでしょう。Sailranksを見てみると、昨年の活動量との違いが明らかです。
昨年の成績がいろいろ良かったことと、今年からプロではなくなったことが、モチベーションの低下を招いたふしもあります。今回の結果を受けて、久しぶりに敗者の感情をまざまざと味わったので、来年はもう少し楽しめたらなと思います。
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